今回の FT701W ネタは趣きを変えて、ハードウェア方面から攻めてみます。
FT701W は GPS の感度がよろしくないので、試しに外部アンテナをつなげてみようと思います。
ということでまずは分解です。
2ch に、開ける際に必要なツメの位置の写真や、丁寧に開け方まで書かれていたので、苦労せず開けることが出来ました。先人の方々に感謝です。
FT701Wむいちゃいました
パッと見て、バッテリーの大きさに驚きました。上半分は右から左までバッテリーです。連続稼働時間が長いのも納得です。
さて、今回のターゲットは GPS アンテナです。上の写真では左上、本体を正面から見た場合は、カメラの右側に GPS アンテナが配置されています。
GPSのパッチアンテナです。だいぶ小さなアンテナですね。傷のように削った後がありますが、おそらく1つ1つ測定しながら削って微調整してるのでしょう。手間がかかってます。
これを取り外して、外部アンテナを接続してみます。
GPS のアンテナには、電源を必要としないパッシブアンテナと、電源を供給してアンテナに内蔵されたアンプで増幅して出力するアクティブアンテナというものがあるそうです。
内蔵のアンテナはパッシブアンテナですが、大抵入手できる外部アンテナは電源の供給が必要なアクティブアンテナなので、どうにかして電源を供給する必要があります。
電源を供給する方法はこちらのサイトを参考にしました。
また、外部GPSアンテナは switch science から購入しました。
買った後で気づいたのですが、千石電商でもケーブルが長いGPSアンテナを売っているようですね。
でその他もろもろの部品を集めて作ったのがこれ。
GPSアンテナがSMAコネクタなので、SMAのジャックにコイル(約90nH)とセラミックコンデンサ(10pF)をはんだづけしました。
SMAジャックは秋月で150円、セラミックコンデンサも秋月で10円、コイルは鈴商で30円でした。
赤と黒のコードは電池ボックスにつながっていて 3V を加えます。今回は実験なので本体から電源を取らず、電池で給電することにしました。
内蔵アンテナと交換した全体図がこちら。
ハードウェアも素人なのですが、高周波になるとそれこそド素人なのでこれでいいのかわかりませんが、とりあえず見よう見まねで試してみました。
で、結果はこんな感じになりました。
内蔵アンテナ
外部アンテナ
うーん。一応、全体的に受信レベルは上がっているようですので、効果はあったようです。
ただ、劇的に改善されるのかなと思っていたんですけど、思ったよりは効果が薄かったような?? まぁ、素人が作ったからこんなものかもしれないですが。
特にナビに使う予定はないんですが、とりあえず満足しました。(^^)