地図表示ソフトを作ってる関係上、なんとなくGPSは欲しいなぁと思っていたんですが、個人的にはあまり需要はなくて、いまいち購入に踏み出せていませんでした。
BitWarpのPHSカードを持っているので、PHS基地局の位置情報程度でも、ある程度の位置は取得できるというのも踏ん切りがつかなかった理由の一つでもありました。
Yahoo!オークションとかでも探してみたんですが、結構高くて・・・。
ですが、色々探していたら、ふと4000円程度で買えるUSB GPSドングルがあることを知り、 ついつい勢いで買ってしまいました。実際は送料が1000円程度かかるので5千円くらいになったんですが。
uPod届きました
購入先はGPSDGPSというお店。GPS機器のお店として結構有名で色々な所で「旭川」と呼ばれているようです。
さっそくWindowsマシンに繋げて動作確認。付属ソフトを起動し、uPodを窓際に置いてしばらく待つと、ちゃんと衛星を捕捉してくれました。パソコン用のGPS機器を初めて触ったので、緯度経度が表示されたときはちょっと感動してしまいました
続いて Ubuntu で使えるか確認。uPodを刺すと自動で usb_acmドライバがロードされ、/dev/ttyACM0 が作成されました。
LinuxのGPSソフトはよくわからないので、とりあえず cat /dev/ttyACM0 で読み出してみるとNMEAフォーマットのデータが表示されたので、多分使えるのでしょう。
最後に Zaurus です。USBホストケーブルを使ってつなげてみたところ、自動で acm ドライバがロードされました。ですが、デバイスファイルは自動では作られないようです。
cat /proc/devices を確認したところ、acmドライバはメジャー番号 166 を使うようなので、
mknod /dev/ttyACM0 c 166 0
と、自分でデバイスファイルを作った所、cat /dev/ttyACM0 で NMEA フォーマットのデータが読み出せました。
気を良くして Zagaでも /dev/ttyACM0 を使うように設定したら、問題なく使うことができました!!
ただ、付属のUSB延長ケーブルでZaurus本体からだいぶ離さないと、ちゃんと捕捉してくれませんでした。
噂でZaurus本体のノイズの影響が大きいため、アンテナを離さないと使えないと聞きましたが、本当ですね。
衛星を捕捉した状態のuPodに Zaurus を近づけると途端に受信できなくなりました。Zaurusは結構ノイジーなんですね。