前回のsiano製チューナーの後もTS抜きができるワンセグチューナーをずっと待ってたんですが、なんと昔売られていた LOG-J100M がアウトレットとして売りに出されていると知り、早速買ってしまいました。
売っているのは、電脳売王さんのこのページです。今日(9/19)の時点ではまだ在庫あるようですね。
で、届きました。
LOG-J100M届きました
LOG-J100は Linux での動作報告があったのですが、LOG-J100Mは動作報告がなくて不安でしたが、LOG-J100用のドライバであっさり動いてしまいました。
ただ、感度がかなり悪いですね・・・。siano製とか LOG-J200 ではアンテナ線を近づけるだけで受信できたのですが、LOG-J100Mでは接触させないと受信できませんでした。
忘れないように Ubuntu でのドライバの作り方をメモしておきます。
————-2011/09/21追記—————-
下記手順が一部間違っていたので新しい手順をこちらのブログに書いています。
下記はあまり参考にしないでください。
————-2011/09/21追記—————-
まず、kernel ビルドに必要なパッケージをインストールします。
$ sudo apt-get build-dep --no-install-recommends linux-image-`uname -r`
そして、kernelソースを取得します。
$ sudo apt-get source linux-image-`uname -r`
UOT-100/LOG-J100 用のドライバを http://sourceforge.jp/projects/uot100/ からダウンロードします。今ダウンロードできるのは LOG-J200 用の修正も入っているもののようです。
$ tar xf uot100-0.1.tar.gz
一度 kernel をビルドします。
$ cd linux-2.6.28
$ AUTOBUILD=1 NOEXTRAS=1 fakeroot debian/rules binary-generic
結構時間がかかります。
ビルドが終わったらドライバをカーネルツリーにコピーして、Makefileに追加します。
$ cp ../uot100-0.1/dvb-usb/* drivers/media/dvb/dvb-usb/
$ cp ../uot100-0.1/frontends/* drivers/media/dvb/frontends/
$ cp /boot/config-2.6.38-11-generic .config
$ echo "obj-m += uot100.o" >> drivers/media/dvb/dvb-usb/Makefile
$ echo "obj-m += mtv211.o" >> drivers/media/dvb/frontends/Makefile
また、drivers/media/dvb/dvb-usb/uot100.c を変更して、 先頭の方の #define ENABLE_LOGJ200 をコメントアウトします。
そして、モジュールをビルドします。
$ make ARCH=x86_64 CROSS_COMPILE= EXTRAVERSION=-11-generic CONFIG_DEBUG_SECTION_MISMATCH=y SUBLEVEL=38 KBUILD_BUILD_VERSION="48" LOCALVERSION= localver-extra= M=`pwd`/drivers/media/dvb/ -j2 modules
これでモジュールのビルドが完了です。
使う場合は以下のようにロードします。
$ sudo modprobe dvb-usb
$ sudo insmod drivers/media/dvb/frontends/mtv211.ko
$ sudo insmod drivers/media/dvb/dvb-usb/uot100.ko
これで dvbstream + mplayer を使えばワンセグを視聴できます。
やっとワンセグ野郎が実現できる・・・