qgmap-0.2.4 リリース

qgmap の 0.2.4 をリリースします。 →ダウンロードページ

0.2.3 からの変更点は以下のとおりです。

  • メモリ使用量の削減
  • ズーム In/Out で位置がずれないようにした
  • POI検索でキーワード指定をしない時は全てを表示
  • POI検索で検索対象指定が効いていなかったバグを修正
  • POI検索時、件数が200件以上だった場合は最寄りの200件程度を表示 (周辺検索)
  • POI検索中にプログレス表示を追加
  • POI検索ダイアログでフォーカスの移動に上下キーを使えるようにした
  • ’S’ キーでPOI検索を起動
  • SL-A300で、センターキーとOKキーに Zoom In/Out を割り当て

今回の修正は sugarware さんのご意見による改善が多いです。ご意見ありがとうございました。

POI 検索ダイアログでの挙動が結構変わっているので、改めて使い方を説明したいと思います。

POI検索ダイアログ
POI検索ダイアログ

まず、検索するには「検索:」のところにキーワードを入れて「検索」ボタンか、OKキーを押します。キーワードを入れなかった場合は、全てを表示します。

「検索:」の入力欄にフォーカスがある状態で↓/↑キーを押すと、フォーカスを「対象:」/「検索結果」に移動することができます。

「対象:」 では検索する対象を選びます。チェックマークをタップするか、SPACEキー、SL-A300ならセンターキーでチェックをトグルすることができます。ここでOKキーを押しても検索することが可能です。

検索対象が複数ある場合は上下キーで対象を選びますが、一番上の項目を選んでる状態でさらに上を押すと「検索:」の入力欄にフォーカスが移動します。逆に、一番下の項目でさらに下キーを押すと検索結果にフォーカスが移動します。

検索結果も「対象:」のリストと同様、一番上の項目で上キーを押したり、一番下の項目で下キーを押すことで、それぞれ「対象:」、「検索:」 にフォーカスを移動できます。

検索結果を選んでOKキーを押すと、そのPOIの場所へジャンプします。

フォーカスが当たっている部分毎に動作をまとめると以下の様になります。

「検索:」の入力欄にフォーカス

OKキー … 検索を実行
上キー … 検索結果へフォーカスを移動
下キー … 「対象:」リストへフォーカスを移動

「対象:」のリストにフォーカス

OKキー … 検索を実行
スペースキー … チェックをトグル   (SL-A300ではセンターキーも)
上キー … リストの選択の移動。一番上の項目では「検索:」の入力欄へフォーカスを移動
下キー … リストの選択の移動。一番下の項目では「検索結果」リストへフォーカスを移動

「検索結果」のリストにフォーカス

OKキー … 選択しているPOIの位置へジャンプ
上キー … リストの選択の移動。一番上の項目では「対象:」リストへフォーカスを移動
下キー … リストの選択の移動。一番下の項目では「検索:」の入力欄へフォーカスを移動

文章にすると分かりにくいかもしれませんが、使ってみると直感的なフォーカス移動ですぐ馴染めると思います。

 

また、0.2.3 では 1000 件を越える検索はエラーとして検索できませんでしたが、0.2.4 からは地図の中心から近い順に 200 件程度を表示するようになっています。 1000件では表示するまでに待つ時間が長いので 200 件に縮小しました。さらに、待ち時間を紛らすためにプログレス表示も実装しました。

検索数が多い時の警告表示
検索結果が多い時の警告表示

これで最寄り検索ができるようになりました。POIデータとしては全国区のデータを入れておいて、近くのPOIだけ調べるということが可能になりました。

 

あと大きな変更は、キー割り当ての変更です。

POI検索はキーに割り当てられていなかったのですが、’S’キーに割り当てました。

また、SL-A300 では、センターキーと OK キーで Zoom In/Out ができるようになりました。 これで SL-A300 では地図の閲覧だけなら物理キーだけでできるようになり、使い勝手がよくなったと思います。

qgmap-0.2.4 リリース” への10件のフィードバック

  1. bucchiさん、沢山の要望に応えていただき有難うございます。
    ズームや検索が片手だけで出来る様になり、とても使い易くなりました。
    この片手で操作が完結するUIに関してはiPhoneに勝っている点ですね。

    まだ短時間しか使っていませんが、気付いた点を書きます。

    (1) 表示忘れ
    SキーがPOI検索に割り当てられましたが、MenuとHelpの表示への反映が忘れられてるようです。

    (2) Menuモードの抜け方
    Menuキーを押すとMenuモードに入りますが、Menuから項目を選択して実行した後もMenuモードが継続しており、Menuモードを抜け出すにはCancelキーを押すか、無関係な場所をタップする必要があるようです。
    例えばメニューからジャンプを実行した場合でもMenuモードが続いているため、カーソルキー等が効きませんので、一旦Cancelキーを押す等してMenuモードを抜ける必要があり、少しまどろっこしく感じます。またmenuモードを抜ける際に間違えてCancelキーを2回押したりするとqgmapが終了してしまいます。ダイアログ等が出ていてCancelキー押してもqgmapが終了しない事が明確な状況以外では、Cancelキーを押すのがちょいと恐いです。
    以上から、Menuから機能を選択して実行した場合にはMenuモードを自動的に抜ける様にすれば操作の流れがスムーズになるように思えます。Menu機能を連続して実行する場合には手順が多くなりますが、そのような状況は稀かと思います。

    以上、よろしくお願いします。

    1. sugarware さん、早速試していただきありがとうございました!
      あぁ、確かに(1)忘れてましたー。次回リリースで直しますね。
      (2)も・・・気づいてたんですが対応忘れてました。
      すいません。直します。
      確かに Cancel キーを押すのってちょっと躊躇しますよね。
      (2)の対応と共に終了確認のダイアログとか出した方がいいかもしれないですね。
      自然なオペレーションになるようにちょっと考えてみますね。

      ありがとうございました。

  2. SL-6000へのSDHC対応をしていただいたので、SL-6000にqgmapをインストールしました。地図が表示されると、「おおっ」という感じですねえ。
    私は方向音痴なのですが、出張も多いため、いろいろ使ってみようと思っています。
    というわけで、最近のzaurusライフはbucchiさんの開発されたアプリケーションで成り立っております。感謝いたします!
    インストール後、地図が表示されなかったので、あせったのですが、miscfs-modules_6000_arm.ipkをインストールしたら地図が表示され、ほっとしました。確認しながら進めないといけませんね。

    1. mokusei さん、いつもありがとうございます。
      qgmap まで使っていただいてありがとうございます。
      喜んでいただけて私も嬉しいです。(^^)

      なるほど。SL-6000 では miscfs-modules_6000_arm.ipk が必要なんですね。
      SL-A300 と同じということですね。あとで qgmap のページに書いておきます。
      ありがとうございました。

      1. 実は6000にqgmap0.2.4をインストール、地図データ(gm_lite.iso)を入れて地図が表示されなかったので、何が悪いのかわからず、SL-C860で試してみたところ、状況が同じでした。
        結果的にC860には、miscfs-modules_c860_arm.ipkをインストールしたところ表示されました。6000・C860ともに同様な結果だったので、miscfs-modules_****.arm.ipkは必須なのかと勝手に思っていたのですが、違いましたか?

        1. C860 では miscfs-modules が必要ですね。勘違いしていました。
          4桁機では ISO はドライバに組み込まれているので、3桁機も組み込まれていると思ってました。
          3桁機をセットアップしたのだいぶ前だったので。。。

          ということで、3桁機も 6000 も同じで miscfs-modules が必要ですね。

  3. 先週、滅多に行かない広島への出張があったので、ここぞとばかりに広島市街のデータをダウンロードして持っていきました。
    方向音痴の私にはとても役にたちます。御蔭様でしばらく新しいPDAを買う必要はないですね。ありがとうございます!12月には福岡出張で使うつもりです。データを用意しなくては。。

    1. mokusei さん、たくさんコメント書いていただいたのに
      返信が遅くなってごめんなさい。

      qgmap がお役に立てて光栄です。
      最近 Android 携帯を使ってますが、Zaurus の方が便利なこともありますね。
      特に電池の持ちが全然違いますね。
      Android 携帯で地図を見たりしているとネットから地図をダウンロードする関係で電池の減りが結構早いため、出張など途中で携帯を充電できない環境で地図を見るときはちょっと電池を気にしちゃうんですよね。

      そんな時にはまだまだ Zaurus も捨てたもんじゃありませんね。

  4. bucchiさま、すばらしいソフトウェアをありがとうございます。現在SL-A300にて使用させてもらってます。もう手放せませんね (^^
    さて0.2.3のリリースノートに記載されている通りSL-A300ではGPSがうまく機能しないようです。gps(I-Oデータ CFGPS2)にて測地した瞬間にフリーズします。
    が、10回に一回くらいは問題なく動き続ける時があります。私はソフトウェア開発の事も何もほとんど解らないのですが、たまにはうまくいくということは改善の余地あり?という事ではないでしょうか。ちなみにqpeGPSは問題なく動いておりますが、なにしろ地図の設定が煩わしく、貴qgmapの手軽さと言ったら・・・
    今後のご活躍に益々期待しつつ、ぜひともA300でもGPS機能を宜しくお願いいたします。

  5. bucchi様 お世話になっています、arariです。
    あなたのおかげで、ますますZAURUSが手放せなくなっています。

    すみません、ひとつ質問させてください。
    いまさらで申し訳ありませんが、やっとGPSで測位ができる環境が
    整い、喜んで設定したのですが、測位位置がずれて表示されてしまいます。

    まず、MobilMAPNaviで測位ができて、ちゃんと現在位置を表示することを確認しました。
    いろいろいらっている中で、どうも、測地系を「WGS84」が正しいのに「Tokyo」で位置を書いてるようです。
    このことも、MobilMAPNaviで「WGS84→Tokyo測地系変換」に設定変更して表示位置が同じだけずれていることがわかりました。

    qgmapの設定では、
    「WGS84」,「Tokyo」どちらの設定にしてもどちらにしてもズレた位置を表示します。
    なにか設定を間違えているのでしょうか?お手数をおかけしますが、教えてください。

    使用しているGPS:CFGPS2

    設定内容
    デバイス:/dev/ttyS3
    PreCommand:cardctl resume 0;stty 4800 < /dev/ttyS3 PostCommand:cardctl suspend 0 測地系:WGS84

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