8GB SDHC認識 !?

またまたSDHC関係です。SL-C1000で4GBを超えるSDHCの認識に成功しました!

ただ、今回は前回とは違い、派手にバイナリパッチを当てているので、前回以上に危険です。

そのことを理解した上でお試しください。 → ダウンロードページ

8GB SDHCを認識
8GB SDHCを認識!!

今回の修正は以下の3点で行っています。

  • 容量計算処理
  • 読み込み処理 
  • 書き込み処理

しかも、それぞれSD, SDHC で処理が変わるので、修正したところ全てのルートを確認するのが結構難しいということもあり、一通り確認はしたつもりですが、正直、問題ないと言える自信はちょっとありません。

SL-C1000で以下のカードで確認を行いました。

  • GREEN HOUSE GH-SDCM1GC (miniSD 1GB)
  • アイオーデータ SDMC-2G (microSD 2GB)
  • Transcend TS4GSDC (SD 4GB)
  • Transcend TS4GSD133 (SD 4GB)
  • Sandisk SDSDQ-4096 (microSDHC 4GB)
  • A-DATA SDHC8GB (SDHC 8GB)
  • PCI PL-SDHC08G (SDHC 8GB)

確認した項目は以下です。

  1. 挿入後SDカードアイコンが表示されること
  2. 容量が正しく認識されていること
  3. あらかじめPCで書き込んでおいたファイルが見えること
  4. 上記ファイルを別名でSDにコピーし、エラーが出ないこと
  5. とりはずしてPCにて、コピー前と後のファイルをコンペアし、差分がないこと

また、8GB SDHC については、7GBと1GBの2つのパーテーションを作成し、後半の1GBに対してもマウント、ファイルの読み込み、ファイルの書き込み、アンマウントが問題なくできることを確認してます。

8GB以上の容量については持っていないので確認できてませんが、原理的には 32GB も認識できるハズです。

人柱になってもいいという方は、試していただけるとありがたいです。

そのときは動いても動かなくてもコメントいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

3桁機用 SDHC ドライバ!

3桁機でも4GB限定ですがSDHCを認識できるようになりました! →ダウンロードページ

4GB SDHC対応だけでなく、オリジナルでは認識できない2GB以上のSDにも対応させています。

3桁機といっても、SL-C750/760/860用です。SL-C760で確認してますが、たぶん、750/860でも動作すると思います。

3桁機でもSDHC認識!
3桁機でもSDHC認識!

オリジナルのSDドライバに対してバイナリパッチを当てる形でインストールしますので、他のSDドライバに置き換えられているとインストールに失敗します。SD-Link11b用や、2GB以上を認識させるSDドライバ(現在はサイトが閉鎖されているようです)などのSDドライバは、必ずアンインストールしてから、本パッケージをインストールしてください。インストール後再起動すると本ドライバが使用可能になります。

SD-Link11bを使用されている方には申し訳ないですが、併用はできないです。

まだ不安定な可能性もありますが、是非試してみたい!という冒険家の方はお試しください。
試してみた方はコメントに結果を書いていただけるとありがたいです。

SDHCドライバ v1.2 リリース

えーと、v1.1 をリリースしてすぐなのですが、問題があったのでまたまたリリースします。→ダウンロードページ

以前のバージョンをアンインストールしてからインストールしてください。

今回の修正は以下の2点です。

  • SDHCメディアの 2GB 以降へのアクセスができない (mond さんからのご報告)
  • ipk ファイルに不要なファイルが入っていた (ブースカさんからのご報告)

2GB以降へのアクセスができない(というかフリーズする)のは、お恥ずかしながら、また同じ原因でした照れる

SDHC はブロック単位でのアクセスなので、32bit アドレスを単純に 512 で割ってブロックアドレスに変換したんですが、int 型で計算てしまったので 2GB 以上のアドレスになると結果がおかしくなってました。

4GB の SDHC カードに前半 3GB と後半 1GB (確実に2GB以降のアドレスになる)の2つパーテーションを作って、後半1GBのパーテーションに対して問題なく読み書きできることを確認しました。

ipk ファイルの方はバージョン管理のための svn 関連の隠しファイルがそのまま入ってしまっていたようです。

どちらも修正しましたので、何度もお手数ですが、再度確認していただけると幸いです。

SDHCドライバ修正

SDHCドライバを修正しました! →ダウンロードページ
新しいドライバを試すときは一度前のドライバをアンインストールして再起動してからインストールし直してください。

先日リリースした SDHC ドライバですが、多くの方に動作確認していただきました。ありがとうございました。

動作確認の結果、一部のSDカードが認識できない事が分かり、慌てて私が持っているSDカードを片っ端から試してみると、確かに認識しないカードがありました。

ブースカさんがブログで詳細に状況をまとめてくださっていて、私のカードも認識しない時の状況はまったく同じでした。

幸い手持ちのSDカードで再現することができたので原因を探してみると、ブースカさんが指摘されていたとおり、block_count が異常な値として認識されてしまうのが根本の原因でした。

で、どうして block_count が異常だったかというと。。。お恥ずかしいですが、初歩的なミスでした照れる

ビット操作する元の値に signed int を使っていたので、右シフト時に最上位ビット(符号)が引きずられてしまってました。

  • ((unsigned int)0x80000000) >> 16 = 0x8000
    (2147483648 / 65536 = 32768)
  • ((signed int)0x80000000) >> 16 = 0xffff8000
    (-2147483648 / 65536 = -32768)

これが影響してブロック数が異常な値になっていました。

以上の対処を行った今回リリースのドライバでは、手持ちのSDカードが認識するようになりました。

確認したカードは以下の通りです。

  • KINGMAX MSD-128M (miniSD 128MB)
  • Sandisk SDSDM-512 (miniSD 512MB)
  • pqi QMSD-512 (miniSD 512MB)
  • ハギワラシスコム SD-M512 (SD 512MB)
  • GREEN HOUSE GH-SDCM1GC (miniSD 1GB)
  • A-DATA MCSD2GB (microSD 2GB)
  • アイオーデータ SDMC-2G (microSD 2GB)
  • Transcend TS4GSDC (SD 4GB)
  • Transcend TS4GSD133 (SD 4GB)
  • Sandisk SDSDQ-4096 (microSDHC 4GB)

他のカードで問題が解決しているかも知りたいので、認識し無かったカードをお持ちの方は、ドライバをアップデートしてもう一度試してみていただけるとありがたいです。

SDHC認識!(4GB限定)

SL-C1000 で 4GBのSDHCの認識に成功しました!

経過を書こうかと思っていたのですが、動いたのでとりあえず修正したドライバを公開します。 → ダウンロードページ

——–2010/01/26追記——–

ドライバをインストール後、再起動してください。

また、SL-C1000, 3000, 3100 をお使いの方で、tetsu さんのところで配布されている 4GB 対応 SD ドライバをインストールしている人はアンインストールしてからインストールしてください。

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一応動作確認はしましたが、 動作保証はできません。ご自身の責任でお試しください。

壊れてもいいから試してみたい!というチャレンジャーのみお試しください。
試された方は結果をコメントの方に書いていただけるとありがたいです。

注意事項としては、SDHC対応は4GBのみという点です。 8GB,16GB 等の SDHC は使用できません。絶対に差し込まないでください。

いままでは認識すらしなかったため、挿入してもそれほど害はありませんでしたが、4GBを超えるSDを入れると中途半端に認識してしまうため、中のデータを壊す可能性が高いです。

手持ちの以下のメディアで認識することを確認しました。今まで通り、ノーマルSDも使用できています。

  • SD 512MB
  • SD 2GB
  • SD 4GB
  • SDHC 4GB

4GBのみ対応というのはオリジナルのドライバの作り上、SDへのアクセスにブロック番号ではなく、32bit長のオフセットアドレスを用いているためです。32bit なので 4GB が上限となります。

これはオリジナルの作りが悪いというわけではなく、SDの仕様では32bitアドレス指定でREAD/WRITE する仕様のためです。これが SDHC では4GB以上の容量に対応するために、仕様上ブロック指定に変更されています。

上記の通り、READ/WRITE に関する関数はすべてアドレス指定で設計されており、4GBを超えるSDHCに対応するには、それらの関数すべてをブロック指定に修正する必要があります。ソースがあればまだ容易なのですが、ソースなしで関数の仕様を大幅に変更するのは非常に厳しいものがありますので、4GBを超えるSDHCのサポートはかなり困難です。

一応、解析は進めますが、今まで以上に可能性は低いと思ってください。