Google Maps のダウンロード制限回避 (GM_Lite) その2

新しいバージョンがリリースされています。新しいバージョンはダウンロードページへ。

一昨日、昨日と、Hiro 様と Matsu 様から、修正した down_imgs.pl でも地図がダウンロードできないとのご報告をいただきました。

私のほうでも確認してみたところ、確かに、全てではないものの 0 Byte PNG になってしまうようです。
しかも、何度ダウンロードしても同じ特定のファイルが 0 Byte になってしまうという、よくわからない状況でした。

ひとまず、FireFox で Google Maps を表示させたときのヘッダ情報を参考に修正したところ、0 Byte PNG は回避できましたので、公開します。

ファイル名を down_imgs.pl に変更して、GM_Lite を展開したディレクトリの bin/down_imgs.pl と差し替えてご使用ください。

ただ、rikimaru 様、Matsu 様の環境で発生するという、IO::Pipe のエラーは私の環境では再現しておらず、原因の目星がついていないため、こちらの問題はまだ対応できていません。

ひとまず、こちらのファイルでお試しください。

4桁機でも WPA/WPA2 接続できました

前回 4 桁機では動かないといいながら、4 桁機の WPA 対応パッケージも公開していたのですが、どうやらそのままインストールで動いてしまうようです。(しまうという表現はおかしいですが ^^;)

hake 様、ATR 様、hytk 様から、4桁機でも動作すると報告があり、私も SL-C1000 を完全初期化して試しなおしてみた所、問題なく動いてしまいました (^^;

うーん。手順的に接続できるはずなのに何度やってもできなかったのが、こうもあっさりと繋がってしまうとは・・・あの苦労はどこへ。。。

ひとまず、3桁機・4桁機どちらでも動作するようなので、このサイト的に正式リリース扱いにするという意味で、ブログエントリでの配布からダウンロードページでの配布へ切り替えました。

余談になりますが、正式リリースをブログエントリでなく、ダウンロードページで配布するのは、常にダウンロードページに行けば最新版が得られるようにしたいためです。

ブログエントリで配布していると、「Google 等で検索した結果、ブログエントリにたどり着いて早速ダウンロード&インストールたけど、実はもっと新しいバージョンがリリースされていた・・・。」なんてことがありそうだからです。
まぁ、自己満的ユーザビリティ向上って感じです (^^;

ついに zaurus で WPA/WPA2 接続!!

ついに純正 zaurus + GW-CF54G で WPA/WPA2 接続に成功しました!!
といっても、まだ 3 桁機のみですが・・・。(12/13追記: 4桁機でも動作しました!)

WPA/WPA2 に接続するためには wpa_supplicant が必要なのですが、おそらく Marvell が開発したであろうパッチがあったので適用してみたらすんなり動いてしまいました (^^;

4桁機に対応していないこともあり、downloadページではなく、とりあえずこのエントリで配布します。

12/13追記: 4桁機でも動作するようなので、download ページでの配布へ切り替えました。ダウンロードは download ページへ

ドライバも wpa_supplicant 用のフックを追加しているので、ドライバの入れ替えが必要です。

使い方

 

wpa-supplicantパッケージをインストールすると、「設定」タブに、「WPA settings」 というアプリが登録されます。
このアプリは、既存の接続設定を WPA 用に変更するツールです。(ちょっとややこしいですが・・・)

 
WPA設定アプリ

今のところ、このアプリでは接続設定を作成することはできないので、ザウルス標準の「ネットワーク設定」ツールで WPA  用の接続設定を作成します。

例として、接続名:「wpa」、SSID:「WPA_SSID」、パスワード:「wpa-passwd」で設定してみます。


接続名「wpa」

まず、標準の「ネットワーク設定」で接続したい AP の SSID を指定した設定を作成します。


SSIDに「WPA_SSID」

暗号化の指定は WPA 設定時は無視されるので、ここでは設定しません。

続いて、「WPA Settings」アプリを起動します。


「WPA Settings」 を起動したとこ

起動したら、先ほど作成した「wpa」の接続を選択して、右の「編集」ボタンを押す。
すると、

こういう設定ダイアログが表示されます。

ここで、デフォルトでは暗号化Protocolは「None/WEP」になっているので、これを「WPA/WPA2」に変更し、Password にパスワードを指定します。

今回はIEEE802.1X 認証には対応していません。共有鍵方式のみですが、一般的なユーザであれば十分でしょう。
WPA, WPA2 の判別や、暗号化メソッドの TKIP, AES は自動で判断します。(wpa_supplicant がやってくれます)

設定が終わったら、「OK」をおすと、


暗号化が「WPA/WPA2」に

上記のように、指定した接続が「WPA/WPA2」になります。これで準備OK。

あとは、WPAに設定した接続名で普通に接続すればOKです。

とりあえず、3桁機ではすんなり繋がるようになりました。WPA/WPA2、 TKIP/AES どれも接続できることを確認済です。

4桁機は Linux 的にはちゃんと接続できているのですが、DHCP で IP が取れなくて接続したと認識してくれないようです。
何度か繰り返すと繋がることもあるのでタイミングか何かだと思うんですが・・・。

アプリも含め、もうちょっとまともに仕上げていく予定です。
動かないかもしれませんが、好奇心旺盛な冒険家の方々はお試しください (^^)

GW-CF54G ドライバ更新!! (3桁機用正式リリース)

GW-CF54Gドライバを更新しました。(→ダウンロードページへ)

今回、3 桁機を正式リリースしました。皆様のご協力により、3桁機でも正常動作するようになりました!

今回は以下の修正を行っています。

  • 3桁機用
    • 共通
      • スペース入り ESSID に対応
      • 対応機種以外にインストールできないようガード処理を追加
    • SL-C860
      • GW-CF11X ドライバのアンインストールのバグに対応
      • GW-CF11X ドライバも併用時、インストール順番に関係なく動作するように修正
    • SL-C750/760
      • GW-CF11X ドライバ無しではインストールできないようにした
      • 本ドライバをインストール後、先に GW-CF11X をアンインストールできないようにした
  • 4桁機用
    • スペース入り ESSID に対応
    • 対応機種以外にインストールできないようガード処理を追加

それぞれを簡単に説明します。

SL-C860

SL-C860 に関しては、シャープ製 GW-CF11X ドライバをアンインストールすると、必要なファイルを消してしまうバグの対応を行いました。
これにより、過去にGW-CF11X ドライバインストール/アンインストールしたことがあっても正常に動作するようになりました。

また、GW-CF11X ドライバと併用する場合は、先にGW-CF11Xドライバをインストールする必要がありましたが、インストール順に関係なく動作できるようにしました。
これで何も気にせずにインストールするだけで使えるようになったと思います。

SL-C750/760

SL-C750/760 に関しては、シャープ製 GW-CF11X ドライバが必須になります。本ドライバをインストールする前に GW-CF11X ドライバをインストールしておく必要があります。
ガード処理として、GW-CF11X がインストールされていない場合はインストールエラーになるようにしてあります。エラーが出る場合は、GW-CF11X ドライバがインストールされているか確認してみてください。

また、GW-CF11Xドライバが必須であるため、先に GW-CF11X ドライバをアンインストールできないようにガード処理を追加してあります。本ドライバをアンインストールしないと、GW-CF11X ドライバをアンインストールできません。(エラーになります)

4桁機用

4桁機用はほとんど変わっておらず、スペース入りのESSIDに対応しただけです。特に必要なければ入れ替える必要はありません。

—–

今回の修正で、多くの環境で正常に動作するのではないかと思います。
3桁機用はまだまだ実績が足りないので、試してみた方は、お手数ですが動作報告をいただけるとうれしいです。

4桁機は十分実績があるので、不具合に遭遇したときにご報告をいただければとおもいます。

原因判明??

SL-C760 でシャープ社製 GW-CF11X ドライバをインストール/アンインストールして、ファイルの変化を調べてみました。

すると、アンインストール後に /opt/QtPalmtop/plugins/network/libwlan.so.1.2.0 が消されてしまうことが分かりました。
このファイルはドライバを入れる前から存在しているファイル (元は rom へのシンボリックリンク) なのですが、シャープ製ドライバを入れることでバージョンアップ (?) されます。
このバージョンアップにより SL-C760 でも GW-CF54G が使えるようになるものと思われます。

この libwlan.so.1.2.0 が消えてしまうと、GW-CF54G ドライバだけでなく、おそらく prism 系のものも含め一切の無線LAN接続ができなくなるのではないかと思います。

hake 様のご報告に「タスクバーにネットアイコンが表示されない」と書かれていたのはこのためのようです。

ということは、ドライバインストール時にこのファイル(もしくはリンク)が無い時はシンボリックリンクを作るようにすれば、問題に対応できるかもしれないです。
もしくは、SL-C760 同様 GW-CF11X ドライバを必ずインストールするようにすればいいのかも。

この方向で修正してみようと思います。