4桁機用のSDHCドライバを更新しました。→ダウンロードページへ
mond さんからご指摘がありましたが、v2.0 では読み込み速度が遅いという問題がありました。今回のリリースでこの問題を修正しました。
原因は、SDHC対応が一部漏れていて、マルチブロック読み出しが全く使われない状態だったためでした。
また、調子に乗って若干の最適化を行ってみました。少しは Read 性能が上がっている・・・かも?
10MiBのデータを読み出す時間を測ってみました。
オリジナル
bash-2.05$ time dd if=/dev/mmcda of=/dev/null bs=1024 count=10240
10240+0 records in
10240+0 records out
real 0m3.340s
user 0m0.010s
sys 0m2.500s
v1.2
bash-2.05$ time dd if=/dev/mmcda of=/dev/null bs=1024 count=10240
10240+0 records in
10240+0 records out
real 0m3.369s
user 0m0.010s
sys 0m2.530s
v2.0
bash-2.05$ time dd if=/dev/mmcda of=/dev/null bs=1024 count=10240
10240+0 records in
10240+0 records out
real 0m12.478s
user 0m0.000s
sys 0m11.600s
v2.1
bash-2.05$ time dd if=/dev/mmcda of=/dev/null bs=1024 count=10240
10240+0 records in
10240+0 records out
real 0m2.855s
user 0m0.010s
sys 0m2.800s
v2.0 では4倍近く遅い結果になっています。
v2.1 は v1.2 以前に比べ、一応、トータルでは短くなっていますが、逆に system time が若干長くなったので、CPUをガンガン使うアプリではアプリの動きがちょっと鈍くなる可能性もあるかもしれないです。
ちなみに、SDHC カードを使っても性能向上はほとんど望めません。書き込みは多少早くなる可能性はありますが、ハードウェアの能力不足の影響の方が大きいと思います。
4桁機のリリースばかりで3桁機をお持ちの方はヤキモキしてると思いますが、対応は進んでいて、SDHCの読み書きはできるようになりました。ただ、今度は非SDHCカードがアクセスできなくなっていて、その原因を調査中です。
もう少しお待ちください。