最近PDAは人気が低迷していることもあり、CFタイプの無線LANカードが入手困難になっている中、Planex の GW-CF54G は他と比べてビックリするくらい低価格で購入できる入手性が高い製品だ。
他の製品は5000円前後である中、この GW-CF54Gは 1580円!!(amazon で10/22現在)
これくらいの値段なら人柱的にも手が出しやすいね。
元々PDAを狙っていることもあって、Windowsをサポートしないことも低価格の理由なのかな? それとも低価格なのは投げ売りのせい?
とにかく、何とか Zaurus で使えないか色々調べてみたところ、Kernel-2.6 にはドライバが入っているとか、OpenBSD/Zaurus では動作報告があるとかはあったものの (参考ページ) 、動作報告は見つけられなかった。
まぁ、でも Kernel-2.6 で動くなら 2.4 に移植すれば動くだろうという安易な考えで、Amazon の購入ボタンを押してしまった。
GW-CF54G 買っちゃった
当たり前だが、そのまま Zaurus に挿してもうんともすんともいわない。
そもそも Zaurus には Prism 系のドライバしか入ってないので動くわけないんだけど、電源LED位点くかなと思ったんだけどな・・。
本格的に調べ始めると、Kernel-2.6 用では libertas というドライバのようで、このページで開発されているようだ。
2.6 用のドライバとか色々ダウンロードしたりして見ていたら、 fwcutter でファームウェアを取り出す元ファイルが、何かのドライバのヘッダファイル形式で、そこからバイナリに変換しているらしい。
気になって見てみると、ファームウェアの元は Gumstix のファイル置き場の cf8385-5.0.16.p0-26306.tbz だった。
展開してみると・・・あら、Kernel-2.4.22 用のドライバじゃないの。
しかも、Marvell 社謹製(?)の。
これを Zaurus 用にビルドし直すだけで動くのでは・・・?
で、
お!
おお!
ちょっと制限があるので常用はできないけど、ちゃんと通信できるじゃん!
とりあえず確認だけなので、WEPもかかっていない AP との通信だけだけど。
制限というのは、ネットワークアイコンが表示されないというもの。
なので、コマンドラインからSSIDの設定やらいろいろしないといけない。
これじゃ使いにくくてしょうがない。
hotplug 的に wlan のイベントがこないのが原因なのかなぁ。
もうちょっと調べてみないと。
とりあえず、Linux のネットワークデバイス的にはちゃんと動いている・・・ようにみえる。
これは期待できそう。