ちょっと間が空いてしまいましたが、前回の記事で Raspberry Pi を NAS 化しましたので、この記事ではNAS の中の音楽データを再生するミュージックサーバの設定を行います。ミュージックサーバとしては、Music Player Daemon(mpd) を使い、スマホなどからNAS内の音楽を再生できるようにします。
今回は pulseaudio を使ってサウンドを出力したのですが、pulseaudio の設定をいじるのは初めてだったので、色々と落とし穴にハマりました。そのハマったポイントも含めて説明していきます。
軽くおさらい
Raspberry Pi に NAS を構築し、Music Player Daemon(mpd) を使ってミュージックサーバを立ち上げてNASの中に格納された音楽を再生できるようにします。MPD はサーバ/クライアント構成の音楽プレイヤーで、Raspberry Pi にサーバを立ち上げ、スマホやPCのクライアントから音楽が再生することができます。
スマホの音楽を再生するのではなく、NASの中の音楽を再生するので、スマホに音楽を転送する必要はありません。逆に、この構成ではスマホの中の音楽をスピーカーで聴くことはできません。
再掲ですが、図にすると以下のような構成です。