最近、Ubuntu を Zaurus にポーティングしている人がいることを知りました。
OmegaMoon で配布されていて、去年のクリスマスに Zubuntu 1.0 RC1 が公開された様です。
インストール方法を見てみると、カーネルは書き換えるものの、SD上のパーテーションをルートファイルシステムとして起動するらしく、オリジナルの Qt 環境を壊さずに試すことができそうだったので、早速試してみました。
インストールには、SDカードが2枚必要です。1つはカーネルを書き換えるための FAT フォーマットのもの。もう1つはルートファイルシステムを置くための ext2/3 フォーマットのものです。
簡単に手順を説明すると、
- ext2/3 の SD に基本のルートファイルシステムと機種別のファイルを展開
- FAT の SD に update.sh と機種別の zImage.bin をコピー
- 通常のカーネル書き換え手順で、FAT の SD からカーネル書き換え
- 電源をOFFし、ext2/3 の SD に入れ替え
- 電源 ON
- root でログイン。startx で X 起動
の手順でインストール&起動できます。詳細は OmegaMoon を読んでください (^^;
で、使ってみた感想ですが、とにかく重い!
当たり前かもしれないですが、1つ1つの動作が重くて常用は厳しいと思います。
やっと動いたというレベルでしょうか。
今回、個人的に一番試してみたかった Firefox 3.0 ですが、重いながらもちゃんと起動したのにはちょっと感動しました。
本当はスクリーンショットを撮りたかったんですが、撮り方が分からず断念・・・。
ネットワークの設定をしていないので起動の確認だけですが、PC と同じ画面が表示された時はちょっと鳥肌が立ちました。うーん、すごい。
スワップONにして、起動に数分かかりましたが ^^;
作者のブログによると、Firefox から Webkit ベースの軽量ブラウザ Midori への変更を検討しているようなので、こちらもちょっと楽しみです。
純正 Qt 環境にも新しい軽量ブラウザが欲しいなぁ。