今年は確定申告が必要になってしまったので、確定申告の準備を始めました。
過去に一度だけ確定申告したことがあったのですが、その時はマイナンバーカードなどは無く、わざわざ有給休暇を取って税務署に行って長蛇の列に並んで申告しました。初めてということもあり、対面で教わりながら・・・と思っていたのですが、とてもそんな甘い世界ではなく、並んでいる人は皆イライラして殺気立っている(ように私には見えた)恐ろしい(?)光景でした。対応してくださった税務署の人は多忙にもかかわらず、とても優しかったのが救いでした。
終わったときはヘロヘロで、税金収めるため(その時は雑所得が20万を超えたため)に、わざわざ有給使ってこんな思いして、いったいおれは何やってんだろうと虚無感でいっぱいだったのを覚えています。
もうそんな思いはコリゴリなので、自宅で確定申告できる環境を整えました。
マイナンバーカードとカードリーダーがあれば自宅でも確定申告できることはなんとなく知っていたので調べてみた所、今年からマイナンバーカード無くてもネットで確定申告できるようになってるじゃないですか!
一度税務署に行く必要はありますが、マイナンバーカードの発行や、カードリーダーの購入に比べればとてもハードルが低い!
ということで、所用で休みを取ったついでに、税務署でe-Tax用のログインID・パスワードを発行してもらってきました。
持っていくものは免許証だけでした。
受付で申込用紙に氏名、住所、生年月日と過去にe-Taxで確定申告したことがあるかを書くだけです。受付後、PCで再度、氏名、住所、生年月日、パスワードを入力します。パスワードは英数字(大文字,小文字,数字)で8文字以上です。
この時係員の人が横にいて、教えてもらいながら操作するのですが、な、なんと、パスワードの入力欄が伏せ字(***とか●●●)になっていない!(驚愕!)
おそらく、PCに慣れていない方向けなのだと思いますが、セキュリティ的に如何なものでしょうか。軽いカルチャーショックでした。一応、入力中は係の人はあからさまに顔を背けてくれています。任意で秘密の質問も入力できるのですが、ここも同様です。
入力が終わったあとは、一応わざとスクロールさせてパスワードを見えないようにして係員に声を描けたのですが、苦労の甲斐なく、係員が「次へ」を押したあとの確認画面に無残にもそのまま表示されてしまいます。
これから税務署に行ってログインIDを発行してもらう人は、他人に見られて恥ずかしいパスワードにしないようにしましょう。
入力が終わると、すぐに隣のプリンタから書類が印刷されます。
ジャーン!ここにもパスワードが印字されます。
くれぐれも恥ずかしいパスワードにしないようにしましょう!ひと目で覚えられる単語もダメです。
一応、係員の人はなるべく見ないようにしたり、パスワードが印字された紙はなるべく伏せて他人から見えないように配慮をしてくれていました。気を使ってもクレームとかありそうだし、係の人もちょっと気の毒です。
私は Keepass2Android で生成した12桁のランダムなパスワードにしたので覚えられることはまずないと思いますが、秘密の質問は覚えられる可能性があったので、税務署を出たあと速攻でパスワード/秘密の質問を変えました。これで一安心です。
パスワードはいくらでも変えられるけど、秘密の質問に対する答えは変えられないことが多い(例えば親の旧姓、出身の小学校名など)ので、相手が公務員とはいえ、こういう情報がひと目に晒されるのは気持ちのいいものではないですね。
ひとまずこれで自宅で確定申告をする環境は整いました。確定申告の期間ではなかったので利用者も4,5人位しかおらず、15分程度ですんなり手続きが完了しました。来年確定申告する人で、マイナンバーカードを持っていない人は今のうちにログインIDを発行してもらったほうがいいですよ!
あとは申告の書き方を調べないとですね・・・。