—-2012/09/01追記ここから—-
この記事はファームウェア v2.0.2 の頃のものです。v2.1.1 ではこの英和辞書は使えなくなっています。
—-2012/09/01追記ここまで—-
kobo Touch には英英辞書、国語辞書、英独辞書など、いくつかの辞書が入っています。ただ、日本語がからむものとしては国語辞書しかありません。
英語が苦手な私にとっては、洋書を読むには英和辞書は必須です。個人的に一番使いたいのは英和辞書なので、なんとか英和辞書が使えるようにならないか試行錯誤してみました。
その結果、英英辞書の内容を差し替えることで英和辞書が使えるようになりました!

とりあえず簡単に試せるパッケージを作ってみました。動作保証は出来かねますので最悪工場出荷に戻してもいい人だけ試してください。
また、この英和辞書は WordNet のフリーな辞書データを使用している関係上、日本語が登録されていない単語もあります。あまり過剰な期待はしないでください。
適用すると英英辞書と差し替えますので、英英辞書は使えなくなるのでご注意ください。
2012/09/01追記: v2.0.2 用です。v2.1.1 では使えませんのでご注意ください。
zipファイルを展開すると Kobo.tgz が入っていますので、Kobo touch を PC に接続して認識されるドライブの .kobo ディレクトリにコピーしてください。
kobo Touch を PC から切断するとアップデートが開始されます。
元の英英辞書に戻すには工場出荷時に戻す必要があります。
さて、この英和辞書ですが、上でも書いたとおり、フリーな辞書データを使っています。辞書データの取り出しには、以下のサイトのスクリプトを使わせて頂きました。いじったスクリプトは整理して公開するつもりです。
細かいことはよくわかりませんが、WordNet, 日本語WordNet というプロジェクトの成果物としてフリーの英和辞書が作れるようです。
また、上記ブログにも書かれていますが、単語の意味は日本語が表示されますが、例文は英語のものが表示されます。そのあたりも上記ブログと同じです。 (というよりいじり方が分からなかった :p)
辞書の形式ですが、辞書ファイルは本体の /usr/local/Kobo/dicthtml-* に置いてあります。英英辞書は dicthtml, 国語辞書は dicthtml-ja と言った感じです。
dicthtml 以下には
- aa.html
- ab.html
- ac.html
…
といったように単語の頭文字2文字ごとにファイルが用意されています。拡張子は html となっていますが、実際は gzip された html です。
html ファイルの中身は実際に覗いてみたほうが早いので割愛します。<w>タグで1単語ずつ区切られています。
また、dicthtml ディレクトリには *.html ファイルの他に words という単語のデータベースファイルがあります。
これは marisa 用のデータベースだそうです。marisa 自体初めて知りました。
*.html ファイルに存在する語を1行1語としたファイルを作り、以下のように marisa-build コマンドに入力することで words ファイルを生成することができます。marisa-build コマンドは marisa をビルドすると tools/ 以下に生成されます。
$ cat word-list.txt
A
A battery
A horizon
:
:
$ ./marisa-build < word-list.txt > words
ちょっと駆け足でしたが、こんな感じで辞書データを差し替えることが可能なようです。
英辞郎の辞書が使えれば完璧なんですが、試したら容量が大きくて kobo 本体に入りませんでした。 ある程度間引くなどの工夫が必要みたいです。もう少し試してみます。