qgmap-0.2.2 リリース

長い間お待たせしました。qgmap をリリースします。→ダウンロードページへ

ただ、今回は結構変更が入っているのでバグが増えてるかもしれません。気づいたら教えてください。

0.2.1 からの変更点は以下のとおりです。

バグフィックス

  • 「ルート権限で実行する」にチェックするとイメージをmountできないバグを修正
  • POI管理画面でPOIが1つもない時に削除・変更を押すと落ちるバグを修正

新規機能

  • メニューを実装
  • POI検索を追加
  • プリセットアイコンを追加
  • POIのアイコンを選択するダイアログを作成

まず mount 関係のバグフィックスについてですが、root権限で実行するとイメージをマウントできないバグを修正しました。

ただ、解決していないと思います。ルートでのマウントは可能になっているので、ユーザ権限でマウントできない場合は、「ルート権限で実行」にチェックしてみてください。

おそらく、上記の減少は mount コマンドを 0.2.1 から入れ替えたのが原因だと思います。これについてはもう少し調査しますね。

続いて新規機能です。

まずはメニューの実装です。ビュースタイルでもスタイラスだけでほぼ全ての操作ができるようになりました。

 メニューを実装しました
メニューを実装しました

GUIアプリを作るのに慣れてないのですが、メニューを見るだけである程度操作できるようにしたつもりです。もちろんキーによる操作も今までどおり可能です。

もう1つの大きい新規機能はPOI検索です。

POI検索メニュー
POI検索メニュー

POI>POI検索 メニューでダイアログが開きます。

POI検索
POI検索ダイアログ

検索キーワードを入力して「検索」ボタンを押すと下側に検索結果が表示されます。検索キーワードは名前部分と説明部分の両方から検索されます。

検索結果のリストを選んでダイアログ右上の「OK」を押すと、そのPOIの場所にジャンプします。

 

他の機能としてはプリセットアイコンを追加して、アイコン選択のダイアログも追加しました。

プリセットアイコン & アイコン選択ダイアログ
プリセットアイコン & アイコン選択ダイアログ

プリセットアイコンはここで GPL と CreativeCommons のデュアルライセンスで公開されているものの一部を使用しました。

アイコンが多くなるとコンボボックスでは選択しづらいので選択ダイアログも追加しました。

これで少しは使いやすくなったのではないでしょうか。

 

初めにも書きましたが、今回は結構大きく手を入れているので、色々挙動がおかしくなっている部分もあると思います。気づいた点があればご指摘ください。

次のリリースはいつになるか分かりませんが、以下のような機能を考えてます。

  • SL-A300対応 (起動しない問題対応&ダイアログサイズ調整)
  • 周辺のPOI検索 (最寄りのコンビニとか)
  • POIの登録

まったり開発していきますのでよろしくお願いします。

OpenStreetMap

今回は地図に関連したプロジェクトのご紹介です。リリースじゃなくてすいません (^^;

Wikiのように誰もが自由に地図を書いたり編集したりできる OpenStreetMap です。

OpenStreetMap
OpenStreetMap  (画面は横浜駅近辺)

イギリスが発祥の、誰もが自由に使える地図をみんなの手で作り上げるというプロジェクトで、成果物の地図は再配布、販売も含め自由に使うことができます。

地図といえば、今まではライセンスフリーなものはほぼ皆無だったので、qgmap ではちょっと後ろめたい気持ちを持ちながら GoogleMaps をダウンロードして使用していました。

OpenStreepMap の完成度が上がれば、それこそ全て自由なライセンスの地図データで揃えることができるようになるかもしれません。

いずれ qgmap でも OpenStreetMap に対応しないとですね。詳しく調べてませんが、GoogleMap と同じ方式(ズームレベルやタイルのサイズ)だったらいいなぁ。

地図を書く時は、GPS のトラックログや、国土地理院が公開している航空写真などを元に道路を書いていくようです。

地図は利用するもので作るという発想はなかったので、これを知ったときは衝撃的でした。すごいなーと。

私も M-241 を持って散歩やドライブしながら、少しですが地図を書いています。

GPS をお持ちの方は散歩がてら地図を書いてみるのもおもしろいですよ!

ぼちぼち再始動

だいぶ放置状態になっていましたが、またーり再始動します。

4月辺りから仕事が忙しくて、放置状態になってしまったのですが、一度放置状態になってしまうと、忙しさが一段落してもなかなか再開できず、なんとなく8月近くまで来てしまいました。

これじゃイカン!と言うことで、再始動を宣言しちゃうことで、モチベーションの向上を促すテストです。

いちおう、忙しいながらも、ゆっくりですが qgmap の改良は行ってまして、3月辺りに話題に上ったメニューの追加は8割がた実装できてます。

当時の構想としては、今まで通りメニューレスのウィンドウで、MENUキーを押すか、メニューアイコンをタッチするとメニューが表示されるという、無駄に凝ったギミックを実装しようとしていたのですが、無駄に大変だったので常にメニューが表示されるような素直に実装することにしました。

あとはu1さんのコメントで携帯の絵文字をプリセットアイコンにしてはどうかという話があり、調べてみたところ、携帯用絵文字をフリーで(GPL or CreativeCommons)配布しているサイトがありました。この中からPOIに使いそうなアイコンを選んでプリセットアイコン化する作業も行っています。

と、相変わらずゆっくりですが、開発してますので温かく見守ってください(^^)

以下戯れ言。(上も戯れ言だけど)

時間がないのでできないけど、SL-C1000にBlueToothモジュールの内蔵化とか、 ハード的なものもおもしろそうだなー。
2年くらい前に sugarware さんと tera さんとそういう話してたなー。なつかしい。。

今ではTELEC認証済みでSPPスタック内蔵のBTモジュールを個人でも買える時代なので、UARTと繋げるだけでBT内蔵化ができちゃったりしそう。おもしろそー。

TELEC認証なしなら安いのあるけど、記事にはしづらいしなぁ (^^;

でも値段ならUSB-BTドングルの内蔵化か。4桁機限定だけど。

うーん。どっちにしろ、おもしろそうなんだけど、時間が・・・。

今度こそ SDHC ドライバ内蔵 rootfs for SL-A300

えー、長らくお待たせ致しました。

結構時間がかかっちゃいましたが、やっとまともに動作する initrd.bin 作成ツールができたので公開します。→ダウンロードページ

使い方はダウンロードページに書いてあります。

やっと安定して initrd.bin が作れるようになりました。前回公開しようとしていたものは、オリジナルの mkcramfs を使ったものでしたが、これがものすごくメモリを食うため、メモリの少ない SL-A300 で動作させるためには swap を有効にしてダマシダマシ動かすしかありませんでした。

しかし、どうも SL-A300 用カーネルのスワップが不安定で、フリーズしたり、なんとか mkcramfs が正常終了しても initrd.bin が壊れていたりと、とても使えるものではなかったため、公開を諦めました。

そこで今回は mkcramfs に手を加えて、メモリの代わりにテンポラリファイルを使うようにすることで、メモリ使用量を抑えるようにしました。これでなんとかスワップを有効にしなくても mkinitrd.bin を作れるようになりました。

一応確認してはいますが、initrd.bin が壊れていると起動しなくなることもありますので、ご理解の上お使いください。ヒトバシラーな人大募集です(^^;
気づいた点があったらコメントで教えていただけるとうれしいです。

SDHCドライバ内蔵済 rootfs for SL-A300

—-4/10追記—-

すいません、qinstall の対応漏れや、検証してみたら問題があったなど、公開できるレベルにないことがわかったので、もう少しちゃんとした形にしてから公開します。期待していた方ごめんなさい。

rootfsの入れ替えは完全初期化が必要で、さらに起動しなくなる可能性もあるなど結構影響が大きいので、中途半端な形での公開はご迷惑をかけることになるので、もう少し検証してからにしたいと思います。
ダウンロードページも一時非公開にしました。ブースカさんからコメントいただきましたが、ページごと非公開になっているだけで、コメントは残っています。消したわけではありませんのでご心配なく(^^)

———

最近仕事が忙しくなってきて久々の更新です。

SDHC ドライバを SL-A300 の rootfs に組み込んでしまって、電池が切れて全てが消えてしまっても最初から SDHC が使えるようにするキットを作成しました。  → ダウンロードページ

Linux PC等を使わなくても SL-A300 本体のみでSDHC内蔵 initrd.bin を簡単に作成するためのものです。

発端は sugarware さんのコメントでした。電池が切れるとSDHCドライバも消えてしまうため、SDHCにバックアップしたデータをリカバリするのに手間がかかるというご相談でした。

確かにSL-A300はバッテリバックアップで RAMDISK を保持しているので、電池が切れると全て消えてしまいます。

そのため頻繁にバックアップは取りたいけど、バックアップだけは1GB以下のSDというのもちょっと使いづらいです。

ということで、SL-A300 の NOR Flash に書かれている rootfs に SDHC ドライバを組み込んでしまうことにしました。

本当なら rootfs のイメージ(initrd.bin) を配布できれば楽なのですが、 GPL でないものも含まれているので勝手に配布できないため、イメージをユーザの方々に作っていただく必要があります。

できるだけ簡単に作れるようにしたつもりです。イメージの作成方法からアップデートの方法までダウンロードページに書きましたので、興味のある方はお試しください。