Google Maps のダウンロード制限回避 (GM_Lite) その3

新しいバージョンがリリースされています。新しいバージョンはダウンロードページへ。

GM_Lite のダウンロードスクリプトをさらに改造しました。
IO::Pipe エラーの発生を回避できるかもしれません。

この問題は rikimaru様、Matsu 様をはじめ、何人もの方の環境で発生している問題なのですが、私の環境では再現せず、今まで棚上げされていました。

そんな折、昨日、今日と Matsu 様が詳細のログをコメント投稿していただいたので、問題かもしれない点を見つけることができました。

直っているかどうかわかりませんが、試してみてください。

いつもどおり、down_imgs.pl にリネームして、GM_Lite の bin/down_imgs.pl と差し替えてください。

gnome-terminal で M+ ビットマップフォントを使う

 久しぶりに Zaurus 以外のネタです。

個人の好みで結構分かれると思いますが、 私は非アンチエイリアス表示が好きです。

アンチエイリアスがかかっているとパッと見は綺麗なのですが、仕事などで長時間パソコン画面をみるような状況だと、アンチエイリアス表示の方が疲れやすいように思います。(思い込みかもしれませんが・・)

また、疲れ目になってピントが合わなくなってきた時もビットマップフォントの方が見やすい気がします。

という流れで、読みやすいビットマップフォントとして以前から M+ フォント を使っていました。

しかし、最近のディストリビューションはアンチエイリアス表示がメインになり、ビットマップフォントが排除されてきています。

私のようにビットマップフォントを使いたい人がいないのか、ググっても「ビットマップを使わないようにする(強制アンチエイリアス)」ような情報はあるのですが、ビットマップを使えるようにするような情報はあまりありませんでした。

((ここまでが前フリです ^^;))

ということで、最近のディストリビューションでも M+ フォントを使えるように頑張ってみました。gnome-terminal で M+ フォントを使えるようにするのが目標です。

以下は Ubuntu 8.10 での設定方法ですが、最近のディストロでは大体同じだと思います。

1. unicode エンコードのM+フォントを用意する

いろいろ試行錯誤した所、GTK+2のフォント一覧にフォントを表示させるには、iso10646 のエンコード(文字コード)のフォントでなければいけないようです。

そこで M+ フォントを iso10646 エンコードに変換したものを作成しました。

unicode対応表を元に機械的に変換したものですので、著作権はオリジナル作者の COZ 様にあります。利用・再配布等は M+ フォントのライセンスにしたがってください。

上記ファイルを展開すると、mplus_?_??.pcf というフォントファイルが4種類展開されます。この pcf ファイルを ~/.fonts/ へコピーします。

2. fontconfig にビットマップフォントを認識させる

/etc/fonts/conf.d に fontconfig の設定ファイルが格納されています。ここに 70-no-bitmaps.conf というシンボリックリンクがあるので、これを削除して 70-yes-bitmaps.conf へのリンクを作成します。

$ sudo rm /etc/fonts/conf.d/70-no-bitmaps.conf
$ sudo ln -s ../conf.avail/70-yes-bitmaps.conf /etc/fonts/conf.d/

これで fontconfig がビットマップフォントを認識するようになります。

3. フォントキャッシュを更新

フォントキャッシュを更新します。

$ fc-cache -f ~/.fonts/

M+フォントが認識されているかは以下のコマンドで確認できます。

$ fc-list | grep M\+
M+gothic:style=Regular
M+gothic:style=Bold

4. アプリケーションを再起動

以上の設定をした後、アプリケーションを再起動すると M+gothic というフォントが使えるようになります。

手っ取り早くすべてのアプリに反映させるにはログインしなおしてください。

9ポイント以上の指定で 12px のフォントが、 8ポイント以下の指定で 10px のフォントが使用されるようです。

 

いろいろ試行錯誤して使えるようになったので、他にも設定をいじっている所があったかもしれません。
動かなかったらコメント頂ければと思います。

無線LANカードの高騰

私が GW-CF54G を買ったことを書いたのは10/22 のブログですが、Amazon の履歴を見直すと、実際に注文したのは 10/18 でした。

あの時は 1,580 円という破格だったのですが、あれから2ヶ月たち、改めて Amazon に行ってみると、GW-CF54G が 6,791円 (!) と、かなりの高値になっていました。
Amazon の在庫がなくなった為に、高い値段のお店が表示されるようになっただけだとは思いますが、あまりの高騰ぶりに少々ビックリです。

同じチップを使っている IODATA の WN-G54/CF は 3,382円 と、こちらの方が安いようです。
私は持っていないですが、GW-CF54G と同じように動作するようなので、今から購入を考えている方は WN-G54/CF を選ぶといいのではないでしょうか。

Amazon の現在の価格

格安の無線LANカードを zaurus で使えるようにすることで、選択肢がかなり狭くなっていた zaurus 通信環境にブレークスルーを起こしたかったんですが、カードがこう高いと、その意味も薄れてしまいます。あ、WPA 接続はいまだ大きな意味を持っていると思いますけども。

kakaku.com を見ると、安値で GW-CF54G を売っていたお店はことごとく品切れのようですが、それだけザウルスユーザがいたってことですよね。PLANEX は今回の出荷増の量を把握しているわけで、ニッチながらもそれだけの市場があることが分かったはず。できればこれからも zaurus でも使える製品を出してくれることを願うばかりです。

といっても、Zaurus の生産中止が正式に(?) 公表された現状では難しいかもしれないですけどね・・・。

Google Maps のダウンロード制限回避 (GM_Lite) その2

新しいバージョンがリリースされています。新しいバージョンはダウンロードページへ。

一昨日、昨日と、Hiro 様と Matsu 様から、修正した down_imgs.pl でも地図がダウンロードできないとのご報告をいただきました。

私のほうでも確認してみたところ、確かに、全てではないものの 0 Byte PNG になってしまうようです。
しかも、何度ダウンロードしても同じ特定のファイルが 0 Byte になってしまうという、よくわからない状況でした。

ひとまず、FireFox で Google Maps を表示させたときのヘッダ情報を参考に修正したところ、0 Byte PNG は回避できましたので、公開します。

ファイル名を down_imgs.pl に変更して、GM_Lite を展開したディレクトリの bin/down_imgs.pl と差し替えてご使用ください。

ただ、rikimaru 様、Matsu 様の環境で発生するという、IO::Pipe のエラーは私の環境では再現しておらず、原因の目星がついていないため、こちらの問題はまだ対応できていません。

ひとまず、こちらのファイルでお試しください。

4桁機でも WPA/WPA2 接続できました

前回 4 桁機では動かないといいながら、4 桁機の WPA 対応パッケージも公開していたのですが、どうやらそのままインストールで動いてしまうようです。(しまうという表現はおかしいですが ^^;)

hake 様、ATR 様、hytk 様から、4桁機でも動作すると報告があり、私も SL-C1000 を完全初期化して試しなおしてみた所、問題なく動いてしまいました (^^;

うーん。手順的に接続できるはずなのに何度やってもできなかったのが、こうもあっさりと繋がってしまうとは・・・あの苦労はどこへ。。。

ひとまず、3桁機・4桁機どちらでも動作するようなので、このサイト的に正式リリース扱いにするという意味で、ブログエントリでの配布からダウンロードページでの配布へ切り替えました。

余談になりますが、正式リリースをブログエントリでなく、ダウンロードページで配布するのは、常にダウンロードページに行けば最新版が得られるようにしたいためです。

ブログエントリで配布していると、「Google 等で検索した結果、ブログエントリにたどり着いて早速ダウンロード&インストールたけど、実はもっと新しいバージョンがリリースされていた・・・。」なんてことがありそうだからです。
まぁ、自己満的ユーザビリティ向上って感じです (^^;