かなり趣向が変わりますが、家庭菜園系のネタです。
いきなりですが、「無限しそシステム」をご存知ですか?
ベランダゴーヤ研究所というサイトのカタオカさんが開発した、マンションのベランダでも水耕栽培でシソを無限に栽培できるシステムです。実物や作り方は以下の本家のページを参照ください。
私の実家の庭には半野生化したシソが大量に生えていて、実家にいた頃は庭からよくシソを採って薬味にしていました。この無限シソシステムを知っていた私は、今年の夏休みに実家に帰った際にシソをもらってきたのです。
地面から引っこ抜いて持ってきたため、持って帰ったときには弱っていました。ひとまず回復するまで土で育て、元気になったところで満を持して無限しそシステムに実装!
左: 普通のしそシステム 右:無限しそシステム(ポンプ未実装)
ここまでたどり着くまでに紆余曲折あったのでブログのネタにしてみました。
目論見
どうせ作るなら本家と同じものを作っても面白くないので、自分なりに改善(改悪かも?)してみようと思いました。ざっくり以下のことを狙ってみます。
- 太陽電池とAC電源のハイブリット電源!
- パイプ内回し化による防藻&メンテナンス性向上!
- エアコン穴から配線を出せなかったので、サッシの隙間から電線を安価に外出し!
回路図
こんな感じでUSB電源とソーラーパネルを繋げばいけるのでは?
ソーラーパネルの出力電圧が 5V 以上ならソーラーパネルから、5Vを下回ったら USB から電源を取ることで、よりエコな無限しそシステムを作り上げる構想です。
材料集め
さて無限しそシステムの材料集めです。amazon で水中ポンプを探していた所、太陽電池で動作する池の噴水用のポンプを見つけました。
ソーラーパネルとポンプで895円という安さでした。カスタマーレビューの動画を見ると水流を作るには十分なパワーを持っていそうでした。こういうところは買ってみないとわからないので、レビューに動画を投稿してくださった方に感謝です。この太陽電池の定格出力が7Vらしいので、ポンプはUSBの5Vでも動くのではないでしょうか。
実際に買ったものリストと買ったときの税込み価格はこちら。送料が特に書いてないものはAmazon Primeで送料無料のものです。
- キャプテンスタッグ 発泡クーラーボックス8L M-8169 @amazon 576円 ※あわせ買い対象
- ソーラーミニ噴水スペシャルセット @amazon 895円
- HYPONeX 微粉ハイポネックス 500g @amazon 1090円
- ショットキーバリアダイオード 60V 5A @amazon 155円
- USB-DCジャック(外径5.5φ/内径2.1φ) 1.2m @amazon 323円
- DCプラグメス(中継用) 5個入り @amazon 359円
- 2極 防水カプラー/コネクター 10 PCS @amazon 99円+送料300円
→屋外の電気配線なので防水コネクタにしてみました - エレコム CUBE型USBアダプタ 1A @amazon 398円
→24時間連続稼働させる予定なので一応メーカー製のものを購入。 - シリコンチューブ 内径10mm/長さ50cm @近くのホームセンター 378円
→実際はポンプが届いてから実物の外径を測定して購入。内径10mmだと少しゆるかったです - ハイドロボール @ダイソー 108円 (なくても良かった)
ここまでで合計4681円!USB電源や配線材、コネクタなど、電気系部品が高くついてしまいました。ただ、この中で消耗品は液肥のハイポネックスだけです。それも 500g あれば 1000倍希釈で 500000L 分になるので、きっと使い切ることは無いでしょう。
液体肥料は、本家で使用されている「ハイポニカ」と、名前が似ていて間違えやすい「微粉ハイポネックス」の2択で悩んだのですが、液体のハイポニカよりも、粉末のハイポネックスの方が保存性が高そうなのと若干値段が安かったのでハイポネックスにしました。ちなみに「微粉」がつかない「ハイポネックス原液」は水耕栽培に向いていないそうなのでご注意を。
他にもシステムの構成物では無いですが、液肥濃度を測るための EC メーターも購入しました。数千円するのかと思っていたのですが、思いのほか安かったので。
- TDS ECメーター @amazon 825円
発泡スチロールカッターは Amazon で探したら1000円以上していたため、ダイソーで買いました。ちなみに何店舗か回っても見つからなかったので、近い順から電話をかけまくって在庫を確認しました。
- 発泡スチロールカッター @ダイソー 108円
箱の加工
100均で買った発泡スチロールカッターで発泡スチロールの蓋に加工します。
加工しようとして早速問題にぶつかります。カッターの幅と蓋の厚みがほとんど一緒でギリギリ!
しかも、幅だけでなく奥行きも足りず、一旦引き返す必要があったので切り口が汚くなってしまいました。写真撮り忘れたので別の写真を拡大したのがこちら
ちょっとわかりにくいですが、わざと途中波型にしているのと、この写真では見えませんが一番奥ではカッターを傾けて斜めに切っています。風などで外れにくくするのと、上から押しても外れないようにです。
ポッドを入れる穴は、普通のカッターで小さく穴を開けたあと、スチロールカッターの電熱線を一度外して穴を通すことでくり抜きました。
箱の加工はここまでです。
長くなってきたので続きは次のエントリで。