MSXをいじり始めてたら色々と欲しくなったものがあり、AliExpressで色々買ってしまいました。
MSXは30年以上前のものなので、すでに改造に必要なIC等は生産終了になってるものも多く、日本では購入は難しいものが多いです。でもAliExpressではまだまだ売ってるんですよね。
検索するとMSX2+で使われたVDPのV9958なども販売してるんですね。FS-A1に搭載してBIOS書き換えればMSX2+にアップグレード? とか色々と妄想が膨らみます。
それでは買ったものを見てみましょう。
T48 (TL866II-3G) ROM/GALライター
まずは一番高かった、ROMライターの Haikou Xingong Electronics の XGecu T48 Universal Programmer です。各種ROMやGALなども書き込めます。
過去機種の TL866II Plus の方が有名ですが、上位機種のT56と共に発売されている現行機種となります。TL866II-3Gという名前でも呼ばれているようです。
↑明らかに写真の上下逆でしょ・・というパッケージ。細かいことは気にしないのかも知れません。
AliExpressで売っているところはたくさんあるのですが、コピー品は避けたかったので公式ショップで購入しました。
SOPやPLCCのアダプタがセットのものもありますが、私はアダプタ無しの一番安いやつを購入しました。使うのはDIPがメインだと思ったからです。
私が購入した時はセールをやっており、送料無料で 6,113円 でした。
Xgecu t48 [TL866-3G] Programmer
今後MSXのHWをいじる際に、パラレルFlashやGALの書き込みで使いたかったので、ネットで調べて比較的安価で実績豊富なこの商品にしました。
こちらの商品については別途レビューを書きたいと思います。
日本で公式のものを買いたい場合は aitendo さんでも購入できるようです。税込み11,550円でした。
Amazonでも検索するとたくさん出てきますね。
Flash, GAL, FM音源, RGBエンコーダ
続いて以下のストアで買ったものです。ここは古めのICが色々売られていてついついたくさん買ってしまいました。1つのストアでまとめて買ったほうが送料が抑えられるので、なるべく欲しい物をたくさん売ってるショップがいいですね。
まずはパラレルフラッシュのSST39SF040です。4Mbit(512KB)と大容量で、5Vの単電源で書き込み/消去ができ、DIPタイプという、MSXにピッタリのROMです。パラレルのFlashでしかもDIPタイプというのはもうほとんど手に入らず、生産してるのはこのSST39SFシリーズくらいのようです。
新品は600円以上するデバイスなのですが、こちらは138円!!!!! 怪しいですがメチャ安い・・使えない覚悟で買いました。
上の写真を見て分かりますが、足が曲がってますし、テープも貼ってあってかなり使用感があります・・。どうみても新品ではなさそうです。こちらはT48でチェックできるのでT48のレビューと共に後日詳しく見てみましょう。
続いて、GALのGAL16V8Dです。1個43円と激安でした。GALは使ったことはないのですが、汎用ロジックICを買い集めるよりも試行錯誤しやすいGALでプロトタイプを作ったほうが楽かと思って買ってみました。
こちらも1つは足がかなり腐食してますね・・。そもそもGAL16V8Bはもう生産していないので古いのは想定内でしたが、これはすごいですね。T48で書き込み/消去できるはずなので、使えるかどうか調べてみようと思います。
続いて、今回一番欲しかったやつ
左がFM音源のYM2413、右がRGBエンコーダのCXA1645Pです。どちらも生産終了品で普通は販売されていないレア物です。両方とも91円でした。
YM2413はMSXのFM音源として使われているチップで、これを使ってFS-A1にFM音源を搭載したいと思っています。年代物の割にキレイなのできっと互換品(コピー品)だとは思いますが、ちゃんと鳴ってくれるか楽しみです。
CXA1645PはRGB信号からコンポジット/S端子のビデオ出力を生成するICで、FS-A1にS端子出力を追加したくて購入しました。
この WOISN Integrated Circuit Store では他にもMSXの拡張に使えそうな74LSシリーズや74HCTシリーズの汎用ロジックICを購入しました。
Flash, GAL
値段が安かったので使えなかったときのために Flash と GAL を別のお店でも購入しました。
SST39SF040を4つ(125円×4)と、ATF16V8Bを10個(5個で210円)です。激安ですが見るからに中古品・・・😅。Flashはシールを剥がしたような粘着物がついてて、すごい状態でした。
ATF16V8Bは先述のGAL16V8Bより新しいGALです。ATMEL社はMicrochip社に買収されたので、このロゴがついているものはもう生産していない年代物です。現在でもMicrochipからATF16V8Bが販売されてます。
また、SST39SFシリーズのSSTも今はMicrochipの子会社です。Microchip強いですね。
状態はアレですが使えたらラッキーですね。趣味の開発なんで安さは正義ですし。
そういえば、昔は秋葉原にもこういったジャンクが売られているお店があったように思います。今はほとんど見なくなってしまいましたね。
メガドライブ用コントローラ
最後はコントローラです。どこかで見覚えがあるような形状です。
こちら1個291円でした。激安・・なのですが、追跡可能な配送方法が500円くらいで、ちょっと悔しくなって2個買ってしまいました😅 コントローラ2つで送料込み1134円でした。
MSXではなくなぜメガドラ用のコントローラなのかというと、DIN9Pinのケーブルが欲しかった&改造用のコントローラがほしかったからです。
当初は、DIN9Pinのケーブルだけ買って、ハードオフのジャンクで適当なコントローラを100円くらいで調達しようかと思っていたのですが、ふと見かけたメガドラ用のコントローラが両方を兼ね備えていたのでこちらをベースに改造することにしました。
メガドラのコントローラは9Pin全て使って通信しているので9Pinのどれかが結線されていないかもという心配は不要です。
最近良く見かけるファミコン互換機のコントローラはDIN9ピンなのですが、全部結線されておらずレセプタクルが入っていないピンがあったりするんですよね。
余談ですが、昔はSEGA MkIIIのコントローラをMSX用に改造して使っていました。SEGA MkIII のコントローラは1Pinだけ配線されていない端子があったので、カッターで削ってICソケットの1Pin分を埋め込んで使っていました。懐かしい・・
なので9本全て結線されているメガドラ用コントローラを買ってみました。いずれMSX用に改造したいと思います。
まとめ
AliExpress で色々と部品を買いました。買って満足にならないように、買った部品を使って色々と改造していこうと思います。