不動産投資セミナーを受けてみました

このブログでもちょいちょい投資やお金の勉強に関するエントリを書いていますが、たまに本屋に行っては勉強になりそうな投資関係の本を探しています。そこで必ずあるのが不動産投資の本です。

気にはなっていたのですが、基本的に不動産は高額なため借金前提なことが多く、借金して資産運用とか怖いので避けていました。最近は不動産投資詐欺とかも聞くので別の意味で怖いというのもありました。

ただ、最近は結構有名なデベロッパーも不動産投資の広告を出していたり、セミナーはリモートで参加可能なので契約するまで軟禁される(笑)といった危険もないということもあり、十分に警戒した上で、どんなものか話を聞くだけ聞いてみることにしました。

結論から言うと、不動産投資・・というよりは主催者の会社の投資商品は私には合わなかったので、セミナー後の個別相談はお断りしましたが、勉強になったことがあるのでメモしておこうと思います。

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Money forward MEで資産クラス別ポートフォリオを表示するUserScriptを作りました

久々の投稿です。

Money forward MEを使っていて欲しい機能だった、資産クラス別のポートフォリオ表示をUserScriptで実現したので公開します。

オジリナルの Money forward でも、預金、株式、投資信託、債券、年金のような構成グラフは表示できるのですが、全体の資産クラスの構成を知ることができず、リバランスが必要なのかとか、外貨建てと円建ての比率を見たりとかすることができませんでした。

そこで、表から資産を取得してグラフ化するUserScriptを作ってみました。インストールしておけば特に操作不要で自動的に「資産」ページにグラフが追加されます。

前ふりが長いので、使ってみたい方はこちらへ飛んでください。

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お金の勉強: 「日本一カンタンな「投資」と「お金」の本」

久しぶりに資産運用の本を読んだので勉強になったことをまとめます。

今回は中桐啓貴さんの「日本一カンタンな「投資」と「お金」の本」です。

この本は Amazon Prime の会員なら無料だったので読んでみました。感想を先に書くと、個人的には結構オススメです。特に投資初心者やちょっとカジって火傷した人(私です)には良いと思いました。Prime会員で投資に興味がある方はぜひ読んでみてください。

 

本書は先生と教え子のやり取りの形で書かれており、本をあまり読まない私のような人でもとても読みやすかったです。

筆者の主張は長期分散投資をすれば必ずリターンがあるというもの。この点については以前別の記事に書いた水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」と同じ主張です。本書もどちらにも有名な「ウォール街のランダム・ウォーカー」が出てくるあたりからわかるように、基本スタンスは同じようです。ランダムウォーカーは未読なのでいずれ読んでみたいと思います。

ただ、本書の目的は長期分散投資の素晴らしさを説くというよりは、「長期分散投資すれば誰でもリターンが得られるのに長期間投資し続けることが難しい」という事実に対して、「ブレない投資の軸」を作ることで投資を継続させることを目的としているようです。

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効率的フロンティアの考察

前回の「PyPortfolioOptで効率的フロンティアを求めてみる」ではリターン、リスク(標準偏差)、相関係数から効率的フロンティアを求めてグラフにすることができました。

そこでWebで公開されているパラメータで効率的フロンティアを求めてみました。

まずは、前のエントリでも登場した初心者が失敗しない株式投資入門さんのパラメータを用いたグラフです。動的なグラフはこちら

初心者が失敗しない株式投資入門さんのパラメータでの効率的フロンティア

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PyPortfolioOptで効率的フロンティアを求めてみる

ポートフォリオ理論で出てくる、効率的フロンティアを描くコードを PyPortfolioOpt + Plotly で書いてみましたよという記事です。

まずは結果から。Plotly を使った動的なグラフなのでこちらのページをご覧ください。以下のようなグラフが表示されます。

青い点のある右上に伸びるカーブが効率的フロンティアのグラフです。その後ろにある積み上げグラフがそのリスクでの各資産の割合です。マウスオーバーすると細かい値が表示されます。

上記グラフで使ったリターン、リスク、相関係数は以下のページの値を拝借しました。

効率的フロンティアの書き方を調べていると、実はこの相関係数が非常に重要ということがわかりましたが、それは後述します。

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